自宅点滴の輸液の温度問題
自宅でネコの点滴をしている方は、輸液を温めていると思うのですが、皆さん何度くらいにしているんでしょうね？？
私が動物病院で説明を受けたときは、「輸液は人肌に温める」と言われました。
実際に温めた輸液も触らせてもらったんですが、確かに人肌。
触ってみてふんわりと温かいくらい。
温かいと感じるのだから、おそらく人間の体温よりも少しだけ高めで、38～39℃くらいなのかなぁと推測。
なので、自分もそのくらいの温度でずっと点滴をしていました。
この時期（夏）であれば、室温でそのまま温めずに点滴も可、と書いてあるサイトもあったのですが、まあできるだけ刺激は少ないほうがいいのかなと思って、真夏の今も電子レンジで温めています。
ところで、なぜ輸液を温めるのか？ということですが、輸液が冷たいと猫の体温を奪ってしまうのと、輸液の温度が低いと点滴が沁みる(？)らしいです。
スコ様は2.9kgという小さな体に、毎日200mlもの点滴を流すので、輸液が冷たいと絶対に体が冷えてしまいます。
だから、必ず温めることにしているのです。
さて、なんとなく人肌に温めていた輸液なのですが、実際にラインを通って針から出てくる輸液は、思った以上に冷たいということに最近気づいたのでした。
というのも、我が家では500mlの輸液を200ml×2回分として、2日間で使い切っています。（残りの100mlはもったいないけど捨てる）
1日目はいいのですが、2日目はラインは1日目のモノをそのまま使うので、ラインの中は室温の輸液で満たされています。
輸液バッグは電子レンジで温めるので温まるのですが、ラインの中の輸液は室温のままスコ様の身体に流れ込むことになるのです。
これはあまり良くなさそうだな、ということで、輸液バッグを温めたら、とりあえずラインの中の点滴をすべて出し切って、温めた輸液で満たされるようにする。
ちゃんと暖かい輸液でラインが充填されたかどうかを、針から流れる輸液を指で触って確かめるのですが、これが意外と冷たいのです。
（実際に「冷たい」わけではないのですが、人肌に温めた割には、思った以上にぬるいと感じました。）
どうやら、色々と準備をしている間に輸液が若干冷めるのと、ラインを通ってくる間にも少し冷めてしまうようです。
まあ、確かに輸液ラインは細くて長いので、ここを通過して針のところに来るまでには多少温度が下がってしまうのは仕方がない気がします。
そう考えると、人肌に温めたくらいでは、スコ様の身体に点滴が入るころには、思った以上に冷めていることになってしまいます。
確かに、この時までは、スコ様に針を刺してから、輸液を流し始めたときに、ちょっと違和感がありそうな様子だった。
（クレンメを開けた瞬間に、嫌そうにする）
ネットで色々と調べてみたところ、気持ち輸液の温度を高めにしたほうが、ネコにとってはイイかもしれないという情報を得て、やってみる。
500mlの輸液バッグを、600Wで50秒くらい。
手で触ると、暖かいというよりはちょっと熱め。
机の上に1～2分ほど置いて、少し冷まします。
人肌よりも、ほんの少しだけ暖かく感じるくらいになったら、点滴の準備開始。
針先から出る輸液を指で触ってみて、十分に暖かいと感じられるくらいになった。（ぬるい、という表現の方がいいかもしれない。）
この状態で、スコ様に点滴をすると、クレンメをあけたときのビクッとする感じがなくなった。
猫の体温は人間よりも高めだから、ちょうど輸液の温度とスコ様の体温が同じくらいになったのかもしれない。
ここでのポイントは、針先から出る輸液を自分の指にかけてみて、生ぬるいと感じるくらいであること。
熱いと思ったら、絶対に冷ますこと。（熱すぎるのを入れたら、ダメ、絶対。）
輸液バッグの中の輸液の温度より、針先から出る輸液の温度が人肌であるように、うまい具合に調整すると良いみたい。
我が家には温度計はないので、実際に何度なのかはわからないけれど、感覚的には輸液バッグの輸液の温度は38～40℃くらいなのかなぁ、と思っている。
熱すぎてもぬるすぎてもダメ。
点滴されるネコ様の気持ちになって、上手く温度調節をすることが大事。
（猫によっても好みの暖かさが異なるはず）
点滴を嫌がる子には、人肌よりも気持ち暖かめの輸液を流してあげると良いかもしれない、という話でした。
スコ様の状態と様子
2022年7月24日(日)
体重：未測定
点滴：200ml(22：00)
排泄：💩出てない
睡眠：ご飯を食べている時間以外はすべて寝ている
ご飯：スペシフィック 25g ＋ k/d缶 35g ＋ COMBO 3袋
薬：ディアバスター錠(1/4錠を1日2回)
サプリ：プロネフラ(0.7mLを1日2回)
フォーティフローラ(1日1包)
今日はあまりご飯を食べてくれない。
明日は病院で血液検査の日。
どうなっているかな・・・。現状維持できていますように。
狭そうなシマシマ
