2023年1月18日:食べさせたい飼い主と食べたくないネコの攻防

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2023年1月18日(水)

スコ様はもともと食に対して淡泊。

餌がなければ食べない。
餌があっても、食べたくなければ食べない。
お腹がすいていても、めんどくさければ食べない。

つまり全てにおいて、食べない側に倒れているのです。笑

特に、慢性腎臓病になってからは、本当に食べなくて。

あれやこれやとにかく色々試してみたりもしました。

特にスコ様の場合は、腎臓病用の餌を食べさせなければいけないということもあって、食べさせるのに一苦労。(最近はもう腎臓病の療法食はあきらめて、低リン設計の一般食を与えています。)

スコの慢性腎臓病との闘病生活も、早いものでもう8ヵ月。

ようやく気付いたことがあります。

ネコに無理やり食べさせようとしてはいけない!
※強制給餌などは、また別の話です。

ネコ様がとりあえず自発的に餌を口に入れてくれる状態においては、ネコ自身が食べるのを止めた時に、規定量を食べさせるために、飼い主が無理やり食べさせようとするのはよくない。

飼い主の気持ち的には、ネコ様の体重を少しでも維持するために、できるだけ食べてほしいという気持ちもあって、あともう少しでいいから食べてほしいと思うのはわかります。

あと10gでいいから、もう少し食べて。

と思って、すでに食べるのを止めたネコ様に対して、食べかけのお皿を口元に持っていく。

これヨクナイ。

これやっても、ネコは食べるのを再開することはほぼありません。
(味変、場所変すれば気分が変わって食べることもあります)

それなのに、無理やり勧めるという行為を毎日続けていると、そのうちネコ様はもうその餌を食べなくなってしまう。

ということに気づいたのでした。

最初は、餌飽きたのかな?と思っていたのですが、たぶんそうじゃない。

無理やり食べさせられることが嫌すぎて、その餌が嫌いになったのだと思われます。

特に療法食の時は、値段が高いのと、1缶の量が多いので、1回で食べてくれないと結局捨てることになってしまってもったいない、という気持ちが、無意識に働いていたと思います。

食べてほしい気持ちともったいない気持ちが相まって、結果として、よりスコ様に押しつけがましく給餌することになってしまっていたのではないかと。

なので、最近は、スコ様が食べるのを止めたら、お皿を下げるようにして、残りは捨てるという給餌方法に変えました。

食べ残した分を、冷蔵庫で保管して、後で与えようとしても結局食べないので、もう捨てることにしたのです。
(開けたての餌は食べるので。)

確かに、逆の立場になってみると、お腹いっぱいとか気持ち悪いとかそういう理由で食べるのをやめた場合に、さらに食べるように勧められたら、嫌だし、絶対おいしく食べられない。

例えそれが好きなモノだったとしても、おいしく感じられない状態で無理やり食べさせられたら、絶対にキライになる。

だから、

食べるのを止めたらお皿を下げて残りは捨てる
規定量食べられなかった時は、いったんあきらめて数時間後にまた与えてみる
1日くらい食べる量が少なくても気にしない

ことにしました。

ネコにも、自分にも、負担の一番少なくなる方法を。

長く猫と暮らしていても、まだまだ下僕としては未熟だなぁ・・・と痛感する日々。

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