2022年10月3日:貧血と高血圧と腎臓病の関係と血液検査の結果

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2022年10月3日(月)

幸いにも、スコ様の体調が安定しています。

そんな中、今日も今日とて血液検査。(2週間に1回のペースです。)

2022/10/3

BUN   64.7mg/dL
CRE    3.36 mg/dL
リン    6.5 mg/dL

貧血と高血圧と腎臓病の関係

スコ様は、腎臓病になってから貧血になりました。

腎臓は造血ホルモンを分泌していて、赤血球の数を調整しています。

そのため、腎臓病などによって腎機能が低下すると、この造血ホルモンの分泌が少なくなり、貧血気味となるのです。

スコ様も、7月ごろにはすでに貧血判定となったので、7/11に貧血を改善する注射を打っています。

幸いすぐに注射の効果が表れ、貧血は改善されたものの、徐々にまた貧血の数値が悪くなってきたので、今日2回目の注射と相成りました。

スコ様の場合は、注射1本で約3カ月ほど持つ、ということがわかりました。

そして、スコ様はもともとなのか、腎臓病になってからなのかはわからないのですが、血圧が高いのです。

今日久しぶりに測ったら、上が186でした。(186/140くらい)

前回測ったのがいつだったか記憶にないが、その時はたしか上が163くらいだったと思います。

病院では、ネコは病院に来ると緊張する子が多いので、一般的に言って血圧が上がることが多く、10~20くらいはマイナスした数値で見るらしいのですが、それをもってしても、186は高い。

腎臓は、血圧も調整しています。

腎臓のろ過機能が適切に機能するためには、血液の流れが一定に保たれていなければならないので、腎臓は血液の流れが悪くなると血管を収縮させて血圧を上昇させるのです。

腎臓病の場合は、腎臓的には頑張ってろ過させたいので、血圧をあげる方向に働くらしい。

だから、血圧が高いからと言って、血圧を単純に下げると、今度は腎臓のろ過機能が落ちて、CREやBUNの数値が悪くなる。

腎臓目線では、血圧が高ければ、ろ過機能はそこそこある程度は機能するが、この状態が長期的に続くと、腎臓が疲弊して、最終的には予後が悪いらしいので、腎臓のためにも血圧が高すぎる状態というのは避けたいところ。

体の仕組み、すごくないですか??

我々が、自分の身体だけで生きているということは、本当に絶妙なバランスによって成り立っているのであって、どれか一つでも崩れると、他の臓器も芋づる式に負担がかかり、結果として悪くなる、という。

とは言え、高血圧を放っておくと、脳障害や失明の危険性も出てくるので、またしばらくたってからもう一度血圧を測って、それも高いようであれば、お薬で血圧と腎機能のバランスを取っていく、と先生。

スコ様・・・

またお薬が増えるかもしれぬ。

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