2022年5月21日(土)
毎日点滴にしてから、約10日。
予想に反して、血液検査の結果が悪化していました。
BUN 96.8 mg/dL
CRE 4.17 mg/dL
1回の輸液量は200ml。
これは、約3キロのスコ様にとっては、ほぼ最大量なので、これで数値が下がらないのであれば、かなり厳しいとのこと。
ここまでくると、きっかけは確かに急性腎不全だったかもしれませんが、もはや元に戻る望みはなく、慢性腎臓病と腹をくくるしかありません。
慢性腎臓病に突入したその日から、スコ様の腎臓は、もうよくなることはありません。
後悔しても仕方ありません。
今、下僕が、スコ様の飼い主としてできること。
それは、しっかりとマインドセットをして、これからのスコ様の残された猫生に、寄り添い、伴走すること。
マインドセット
過度な期待はしない
腎臓の機能は不可逆。
もはや、急性腎不全の経過ではない以上、今自分にできることを粛々と進めるよりほかはありません。
スコ様に残された時間を、できるだけ穏やかに、楽しく、QOLを保って生き抜いてほしい。
もちろん、良くなってほしい気持ちはありますが、血液検査の数値に一喜一憂をするのはやめる。
(もちろん数値は大事なバロメータなので、よくよく注意はしていくけれども。)
数値よりも、スコ様の様子をしっかりと見定めて、対処していく。
腎臓病と闘わない
腎臓病とともに生きる。
方針は常に、スコ様が楽に生きられること。
ただ長く生きるのではなく、「QOLを保った状態で」1日でも長く生きること。
猫の腎臓病について勉強する
父が腎不全を患っていたことから、人間の腎臓病についてはある程度知ってはいましたが、猫の腎臓病については、ほぼ無知な下僕。
これまでは、動物病院側におまかせ状態でしたが、明日からいよいよ自宅点滴になるということもあり、今まで以上に主体的にならなければなりません。
毎日病院に連れて行っている間は、スコ様の状態を先生も見てくれていますが、自宅点滴になる=病院に行く回数が減る=ちょっとしたスコ様の異変は自分でキャッチしていく必要があるのです。
圧倒的な知識不足については、学び続けることでカバーしていくしかありません。
命には限りがあることを意識する
限りある命に感謝して、1日1秒を大切にしていこう。
明日はないかもしれないから、今日できることを、今できることを、できる限りやっていこう。