2022年5月26日:ネコ様のおしっこの色は腎臓の健康状態のバロメータ

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2022年5月26日(木)

今日は血液検査の日なので、病院に行ってきました。
ついでに点滴もしてもらいます。

2022/5/26

BUN   86.3 mg/dL
CRE    4.55 mg/dL
リン    6.7 mg/dL

クレアチニンがじりじりと上がってきています。

現時点で、毎日200mL皮下点滴しているので、この状態で上がっているのであれば、もはや打つ手はありません。

この後は、いかにクレアチニンとBUNとリンの値の上昇率を下げられるか、いかに現状維持ができるかにかかってきます。

腎臓病のステージは、1~4。

3が中等度、4が末期。

ステージ3は、CREが2.9~5.0で、それ以降は末期のステージ4となるので、スコ様は今ギリギリステージ3の中等度にいることになります。

ステージ4になると、尿毒症の影響がかなり出てくるようなので、なんとしてもステージ3で食い止めたいところ。

とは言え、もはやできることはやっているので、後はいかにスコ様が苦しまない方法を選択できるか、ということに目標をシフトしていかなければいけないかもしれません。

今となっては、毎日の皮下点滴が欠かせない状態となりました。

一度やってしまったからには、もう死ぬまでやり続けるしかないのです。

スコ様の場合は、生きている間はできるだけQOLを保った状態にしてあげたいという理由で、毎日点滴を選びました。

毎日点滴をしている状態で、高いなりにもCREとBUNを保っていられる。

そうすることで、少しでも尿毒症の症状を抑え、自らの力でご飯を食べ、お水を飲む。

スコ様がスコ様らしく生きられる手段として選んでいるので、結果として延命していることになるとはいえ、私がスコ様に対して毎日点滴を選択した理由は、延命ではありません。(QOLを保つため、です。)

しかし、理由はどうあれ、一度、延命治療に手を出してしまうと、それをやめることが非常に難しくなります。

例えば、人工呼吸器をつけるかどうかという事態になって、一度人工呼吸器をつけてしまえば、もはや外すことは非常に難しくなってしまいます。
(=外した時点でそれは死を意味するため)

人間であれば、あらかじめ延命措置をするかどうかを決められるます。
(それが採用されるかどうかはさておき、意思表示自体はで切るという意味で。)

しかし、動物にはそれができないので、そこはもう飼い主が考えるしかないのです。

私のスタンスとしては、「ネコ様ができる限り苦しまずに生きている」ということが一番大切なこと。

もし、生きているという事実が、ネコ様にとって苦痛でしかないのであれば、安楽死も視野に入れるつもりです。

ただ、スコ様の場合は、慢性腎臓病ということもあって、何もせず放っておくと尿毒症でネコ様自身が非常に苦しい思いをすることになります。

だから、皮下点滴やお薬、サプリなどを使って、生きている時間を、できる限り楽にすることができるなら、その方法を選択しています。

点滴は、考え方によっては延命ととらえられるかもしれません。

ですが、私は、皮下点滴や薬によって、少しでもスコ様がラクになるのであれば、最後の時を迎えるまでは、できるだけ尿毒症の症状からは遠ざけてあげたいと思っています。

スコ様のQOLをいかに保つか、それが、今私の一番の目標だから。

私が唯一後悔していること

基本的には、あまり後悔しない人生を歩んでいるつもりですが、スコ様について1つだけ後悔したことがあります。

それは、

ネコ様のおしっこチェックをしていなかったこと。

我が家はスコ様とシマシマの2匹のネコ様がいるので、トイレのペットシーツは多頭飼い用のモノを使用していました。

つまり、できる限り交換する手間を省くという効率化基準でペットシーツを選んでいたということです。

ユニ・チャームの多頭飼い用ペットシーツはすごく優秀で、1週間に1回~2回交換すれば臭いも全く気にならないという優良商品です。

ちょっと臭ってきたな、と思ったら交換する。

交換時期かどうか、という視点でしかチェックしておらず、ネコ様たちのおしっこの状態などは当時はあまりチェックしていませんでした。

もし、あの時、毎日おしっこチェックをしていたら。

スコ様のおしっこが出ていない、という事実に気づけたと思う。

そうしていたら、スコ様に異変が生じる前に、病院に連れていけたと思う。

でも、当時の自分は、年に1回の猫ドックの血液検査の結果で異状がなければ、次の年までは大丈夫、と思っていたのです。

実際のところ、約2カ月で、スコの腎臓は急激に悪化ました。

2021年12月には正常だった値が、翌年2022年の2月に急変したのです。

もはやこれは不可抗力だと思います。

12月に検査して問題なかったのに、どうして2か月後の2月に問題があると思うでしょう?

とは言え、こればどう考えても、私の怠慢。

毎日のおしっこチェックをしていなかったことによる代償なのだと思いました。

下の画像は、我が家のネコ様トイレ事情でです。

上は、シマシマのおしっこ。

矢印のある下側の薄いのはスコ様のおしっこ。

正常な腎臓は、腎臓でろ過して濃くなったおしっこを排出します。

ですが、異常のある腎臓は、血液中の老廃物をろ過しきれず、おしっこの濃度が非常に薄くなるのです。

腎機能が衰えていくと、血液中の毒素が排出されなくなり、尿毒症になります。

尿毒症は、様々な全身症状を引き起こします。

嘔吐に始まり、果ては脳にまで影響することも。

だから、いかに早く異常に気付けるか、という飼い主の注意力にかかっているのです。

過去の反省から、現在私は、1匹ネコ様用のペットシーツにして、毎日ペットシーツを取り換えるついでにその状態を写真に収めるようにしています。

おしっこの量が適正か、おしっこの質が適正か、確認するためです。

ちょっと変だな、と思ったら、すぐに病院に行く。

シマシマとスコ様はモノ言えぬカワイイいきものです。

だからこそ、飼い主である下僕がしっかりと様子を見て、少しでも違和感があれば、即手を打たなければなりません。

後悔先に立たず。

でも、そうなってしまったものは仕方がありません。

これから、自分がどうするか、それが一番大事。

過去を悔やんでもどうしようもないのです。

今、自分にできることを精いっぱいやる。

それが、未来を後悔無く生きる一番の方法だと思います。

後悔しないためにも、今からしっかりとネコ様との未来のために備えておきたい・・・何から始めていいのか分からない・・・。

そんな方のために、ネコと終活では、人生(猫生)設計を飼い主様と一緒に作り上げる「終活ポートフォリオ」というサービスを提供しています。

スコ様の状態と様子

体重:2.88kg
点滴:200ml(10:30)
排泄:今日はウンチしてない!
睡眠:ご飯を食べている時間以外はすべて寝ている
ご飯:昨日レメロン飲んだからいい感じにごはん食べた
薬: ディアバスター錠(1/2錠を1日2回)
サプリ:プロネフラ(0.7mLを1日2回)
    フォーティフローラ(1日1包)

ディアバスター錠が効いたのか、あんなに毎日下痢だったのに、なんと今日は朝からウンチが出ていません。
(出ないのは出ないで、それはそれでちょっと不安ですが・・・)

スコ様はもともと2日に1回くらいしかウンチが出ないのですが、出るときは人間のですか?というくらい立派なモノをするので、そういう周期なのだと思います。

ようやく薬が効いてきたのだとすると、すごくうれしい。

1日でも、お尻を休められるなら、すごくいいこと。
(下痢の時のお尻って、ホントに辛いですからね・・・)

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