2022年6月2日:介護は人に頼る勇気を鍛えてはじめて楽になる

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2022年6月2日(木)

今日は病院の日(週に1回ペースで行くことにしました)なので、血液検査をしてきました。

2022/6/2

BUN   84.6 mg/dL
CRE    3.93 mg/dL
リン    8.2 mg/dL

クレアチニンの値が若干下がりましたが、逆に今度はリンが急上昇。

スコ様のリンの数値は、ここしばらくは、6~7の間を推移していたので、いきなり8になってしまったことはショックです・・・。

先週からリンの吸着サプリ(プロネフラ)を与えているのですが、現時点ではあまり効果が出ていない模様ですね。

まあ、プロネフラはお薬ではなく、サプリメントの類なので、気休めと思って続けてみましょう。

ネコの介護生活10日余りですでにつらい件

スコ様の自宅点滴が始まってから、今日で12日目。

前半は下痢で、とにかく2時間おきくらいに泥状の便が出ていて、うっかり踏んだりしたら悲劇なので、常に気を張っていました。

下痢が治ってからも、食の細いスコ様のために、数時間おきにウェットフードを少しずつ食べさせる、そんな日々が続きました。

スコ様は昼間は寝ているのですが、夜中になると下僕を起こしに来るのです。(多分ちょっとお腹がすく時間帯なのだと思います。)

でも、スコ様の体重を減らさないことが一番大事なので、食べられそうなときに食べさせるしかありません。

だいたい毎晩2:00と4:00あたりに起こされて、完全に寝不足。

朝は5:30に起きて、トイレ掃除などを一通りやって、その後は、7:00頃の点滴の準備をしつつ、自分の準備をします。

無事に点滴が終われば仕事に取り掛かりますし、点滴に手間取れば、その分仕事の開始時間が遅れます。

そんな生活が続いているので、正直最近は、日中が眠くて眠くて、お昼休みの時間を使って、ご飯も食べずに昼寝をすることが増えたのでした。

幸いにして、在宅勤務なので、お昼休みの時間を使ってベッドでしっかり寝ることができるというのが、本当にありがたかったです。

そんな中、今日はスコ様通院デー。

病院に行った時くらい、先生に点滴やってもらおう。

・・・と思ったときの、心がふっと軽くなった感じ。

ここで初めて、自分にとって自宅点滴がかなりのストレスになっていたのだということに気づく。

点滴している時間そのものは準備も含めて15分くらいなのですが、そこにかかる精神的な負荷が、自分が思っている以上に重かったな、ということに気づいたのでした。

朝、点滴の作業がないというだけで、とても時間にゆとりができる。

自宅点滴が自分でできる環境なんだから、自分で全部やらなきゃ、とは全く思いませんでした。

スコ様だって、上手な先生にやってもらえる方が絶対にいいはず。

お金がゆるす限りは、自分のストレスが軽減されるなら、どんどん外部のサービスを利用してもいいと思います。

介護問題は、ひとりで抱え込んでしまうと、絶対にあとで自分が辛くなってしまうから。

人に頼ること、サービスに頼ることに対して、申し訳なく思う必要も全くありません。
(だって、人から使ってもらいたいからこそ、サービスとしてそれが提供されているのですから。)

なんとなく、日本の文化は、当事者だけで解決してくださいね、という雰囲気があるように感じてしまうのですが、そんなことを気にしてはいけないのです。

利用できるサービスは使って、できる限り自分の負荷を減らす。

おひとりさまにとっては、この考え方が、とにかく大事。

ただ、「頼る」ということはスキルなので、他人になかなか頼れない人は、まず頼るということを小さなところから試してみるのがいいと思います。

自分だけで抱え込むのは精神衛生上よくありません。

頼る勇気、頼る強さを持つことは、鍛えていかなければできるようにはなりません。
(頼る、人に任せる、というのは、実はとても高度なスキルなのです。)

どうかひとりで抱え込まないでください。

たとえ今がどういう状況であろうとも、ネコ様との未来に幸せはたくさんあります!

もし、続く介護で心が疲れてしまったら。

そんな方のために、ネコと終活では、人生(猫生)設計を飼い主様と一緒に作り上げる「終活ポートフォリオ」というサービスを提供しています。

スコ様の状態と様子

体重:2.86kg
点滴:200ml(10:30)
排泄:ウンチ出てない
睡眠:ご飯を食べている時間以外はすべて寝ている
ご飯:ウェットを60gくらい(今日はたくさん食べてくれた)
サプリ:プロネフラ(0.7mLを1日2回)
   フォーティフローラ(1日1包)

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