2023年1月14日(土)
スコ様が自宅点滴になってから、今日で238日目。
2022年5月から、毎日欠かさず、スコに針を刺しました。(失敗もしてるから、刺した回数は250回くらいかも…)
泊まりの出張は断り(理解のある職場に感謝しかありません・・・)、自分の体調管理をしっかりして、できるだけ同じ時間間隔で、点滴できるようにしてきました。
CREの値が悪くても、毎日の点滴によってBUNが高いなりにも維持できているので、スコ様が生きている間は、点滴を止めることはできません。
おひとりさまが猫(に限らずペット)を飼うということは、こういうこと。
その上で、やっぱりこれからもネコ様を飼い続けたいと思う。
自分が困っていることは、きっとほかにも同じように困っている人がいるはず。
だから、ネコと終活のサービスを立ち上げました。
最終形態は壮大な事業になる予定なのですが、人もネコも幸せになれるようなサービスにしていきますね。
さて、話は戻って、ネコ様の自宅点滴について、さすがに毎日やっていると、コツのようなものがあるような気がするので、失敗談とともに、シェアしていきたいと思います。
今、自宅点滴で頑張っている人にも伝えたいです。
輸液の温度は気持ち温かめがよい
こちらの記事でも書いていますが、輸液の温度は人肌よりも少しだけ温かめがいいと思います。
特に冬場。
輸液の温度がぬるめの時は、スコ様が不愉快そうにしているのです。
逆に、少し温かめのときは、割とおとなしく点滴されてるので、やっぱり少し温かめ説は有効だと思います。
ちなみに、夏は室温でもいいような気がしますが、わが家では、ぬるい人肌まで温めています。
人間もそうですが、夏場とは言え、室温の水は身体にかけると冷たいと感じますから、ネコ様の体内に入るならばなおさらかと。
ラインが温まるまでしばらく輸液を出す
輸液を温めても、最初のほうはラインを通ってくる間に熱が奪われて、翼状針から輸液が出てくるときには冷たくなっていることが多いです。
しばらく出していると、だんだんライン自体が温まってきて、針から出る輸液も温かいのが出てくるようになるので、指でラインを触ってみて、温かいのが確認できてから点滴開始するのがいいですね。
消毒液を含ませたコットンで止血してはいけない
いや、これは当たり前のことなんですが、点滴始めたばかりの頃、針を刺すのが下手で、点滴後に針を抜いた後、結構輸液が漏れたり血が出たりしたんですよね。
基本は、手元にティッシュを用意しておいて、針を抜いたらティッシュで軽く押さえてるのですが、ちょっとテンパったりすると、思わず消毒用のコットンでそのまま抑えたことが2回ほどありまして・・・。(スコ様、本当にゴメンね)
痛いんだと思います。
というか、沁みるんだと思うんです。
スコ様にめっちゃ「シャー!!!!」って怒られましたから。
人間も、傷をした時に消毒するけど、あれ地味に痛いですよね・・・ということを思い出し、非常に反省したのでした。
そういう痛い思いをさせると、点滴を余計に嫌がるので、注意すれば防げることは防いだ方がいいと思います。
点滴を開始する前にティッシュを2枚ほど4つ折りにして手元に置いておく
点滴前に全てを準備しておくことは必須ですが、止血用のティッシュをそのままティッシュケースからシュッて出してる人は多いと思います。
でも、あらかじめ4つ折りにして、すぐ手が届くところに置いておくととてもスムーズです。
針の刺し具合によっては、抜いたときに思った以上に輸液が漏れることがあるから、念のためティッシュは2枚ほど用意しておいた方がいいですね。
ネコ様の背中の毛を刈らずに針を刺す場合は、針を刺した場所がわからなくなって、止血が難しいから、針を抜いたときにその位置に目をやって、止血用のティッシュは手だけ伸ばしてさっと取れるようにしておくと、的確な位置を止血できるので、おすすめです。
クレンメの位置は空気室の15センチくらい下あたりが使いやすい
これは点滴台を使っている人限定になるかも。
割とネコ様の自宅点滴の動画や記事を見ていると、翼状針の近くにクレンメの位置がある場合が多いような気がします。
多分、手元で操作しやすいのかな?と思うのですが、実際針の近くにクレンメがあると、結構ジャマだし、ちょっと重いんです。
加えて、いざというときにクレンメを手繰り寄せなければいけないので、ちょっと焦ります。
点滴台を使っていると、空気室の15センチくらい下のあたりにクレンメがあると、ちょうど自分の肩くらいの位置になります。
そうすると、クレンメの位置が固定されているので、見なくても手で操作できて便利なんですよね。
私は右利きで、自分の左側に点滴台が来るように設置しているので、右手で翼状針、左手でクレンメの開閉と加圧バッグの操作をしていいます。
点滴開始時のクレンメはゆっくりと解放する
加圧バッグを使っている場合は、クレンメを閉じた状態で、加圧バックを加圧状態にしておきます。
なので、クレンメを開くと、結構な勢いで輸液が入ります。
想像しただけで不愉快極まりないので、クレンメを少しずつ開くようにしています。
最初は、空気室にポタ、ポタ、と1滴ずつ輸液が落ちるくらいにしておいて、そこから徐々にクレンメをあけていく。
最終的に、クレンメ全開になったときに、空気室に細い輸液の線ができるように、加圧バッグの圧を調整していくと良いです。
最初からクレンメ全開、圧MAXで行くと、ネコ様はびっくりして暴れて、針が抜けるという残念な事態になることもありますので、最初はゆっくりゆっくり、がいいと思います。
輸液ラインには空気が入らないようにする
水道工事で断水した後に、水を出すと、水道管に空気が入っていて、水の出が不安定になるのと同じで、輸液ラインに空気が入ると、翼状針から輸液が出るときに、ブシュッとなってしまいます。
これがすごく気持ち悪いようで、空気が入った瞬間にスコ様はブルっとするのです。
さすがに暴れはしないけど、ブルブルっとすると、針が抜ける場合もあるので注意が必要です。
ラインに空気が入ってしまった場合は、指でラインをはじいて、空気を空気室まで戻してやるのが良いですね。
ちなみに、皮下点滴の場合は、空気が多少入っても問題ないらしいです。(静脈点滴の場合は絶対にダメ。)
点滴中褒め称える
とにかく、褒めて褒めて褒めちぎる。
ネコはある程度、人間の言葉を理解していると思います。
(ちゃんとわかってなくても、良い言葉と嫌な言葉は確実に聞き分けているようです。)
点滴が終わったらご褒美を与える
嫌な記憶をいい記憶で上書きします。
我が家では、ちゅーるかお気に入りの餌を与えています。
ぜひお試しください。