2022年6月12日:リンの含有量が少ない市販の猫用オヤツ(餌)を探す

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2022年6月12日(日)

リンの含有量がどのくらいなら腎臓にやさしい?

スコ様は慢性腎臓病のため、クレアチニンとBUNの数値が高いのですが、それ以外にもリンの数値が高いです。

5月に入ってからじりじりと上昇を続け、ついに前回9になってしまいました。

食事の時に、プロネフラというリンの吸着剤(サプリ的なモノ)を加えているので、それでも数値が上がり続けるということであれば、今できることは、リンの摂取を控えるということくらいです。

今は、スペシフィック 猫用 腎心肝アシストと

ヒルズ 腎臓ケア k/d缶

の2種類を、スペシフィック缶メイン、k/d缶サブで与えています。

この2種類は療法食で、いつも通っている動物病院で購入しているもので、今のスコ様の状態に合っているものを出してもらっています。

今は、これらのフード以外にも、フードを食べない時のトッピングとして、ちゅ~るなどの色々な市販のオヤツを少しだけあげています。

(そうしないと、フードを食べてくれないため)

トッピングと言っても最初の一口くらいしかあげていないので、それほどインパクトはないのではないかと思ってはいるのですが・・・。

かといって、おやつをやめてしまうと、ごはんすら食べなくなってしまうので、それは避けたい。

とりあえず、今使っている腎臓病食や、もともと食べ刺させていたROYAL CANINの早期腎臓サポート、他にも、いくつかサンプルでもらった、腎臓病用の餌もあるので、それらの値から、参考値を出してみたいと思います。

保証分析値と乾物量分析値

ドライフードとウェットフードの成分は、パッケージに記載されている数値をそのまま比較することができません。

ペットフードに記載されている表記の多くは、保証分析値。

保証分析値は、たんぱく質・脂質・繊維・灰分・水分の5つの成分が、何%以上もしくは以下含まれていることを、「ざっくり」と知ることができる指標です。

各成分が、一定以上もしくは以下含まれていることを保証するという意味になります。

当然ながら、カリカリとウェットでは水分量が全然違うため、それ以外の成分のパーセンテージは水分量に影響されてしまって、単純な比較はできなくなってしまうのですね。

そこで、登場するのが、「乾物量分析値」です。

水分量に影響されないように、水分量を抜いた状態で残りの成分を比較するのが、乾物量分析値。

これなら、カリカリとウェットを比較することができます。

今後のフードの選定のために、試しにたんぱく質とリンについて、乾物量分析値なるものを算出してみたいと思います。

正直リンに関しては、そもそも保証分析値に含まれておらず、パッケージに書いてあるパーセンテージを保証成分値にあるものとして計算してみるので、正しい値になるのかはよくわかりませんが、何も指標がないよりは、選びやすいと思うので、無理やり計算してみます。

精度はさておき、とりあえずやってみた、というくらいの感じでご覧ください。

今ウチにある療法食を基準にするため計算してみよう!

スペシフィック 猫用 腎心肝アシスト

たんぱく質7.9%以上
水分73.4%以下
リン未記載
カルシウム未記載
エネルギー158kcal/缶(100g)
保証分析値
たんぱく質29.7%
リン不明
乾物量分析値(計算)

ヒルズ 腎臓ケア k/d缶(ツナ入り)

たんぱく質5.0%以上
水分78.0%以下
リン未記載
カルシウム未記載
エネルギー170kcal/缶(150g)
保証分析値
たんぱく質22.7%
リン不明
乾物量分析値(計算)
たんぱく質29.7%
リン0.47%
乾物量分析値(ヒルズのHPより一部抜粋)

ヒルズはホームページに乾物分析値が掲載されているのですが、計算結果と全然数値違いますね・・・。

まあ、保証分析値は、たんぱく質は「以上」、水分は「以下」であればいいわけなので、正直かなり上振れ下振れするのは仕方がない・・・という気はします。

もちろん、ヒルズのホームページの情報が正確なのは間違いないので、乾物量分析値が正式な情報として記載されていないものについては、自分で計算してみる、というくらいでいいのではないかと思います。

ROYAL CANIN 早期腎臓サポート

たんぱく質26%以上
水分6.5%以下
リン未記載
カルシウム未記載
エネルギー381kcal / 100g
保証分析値
たんぱく質27.8%
リン不明
乾物量分析値(計算)

ROYAL CANINはパッケージに100kcalベースの分析値が記載されているのですが、%ではなくグラム・・・。

この場合は、どうやって比較するのかわかりませんね・・・。

たんぱく質未記載
リン0.13g
ROYAL CANINのカロリーベースの分析値(パッケージに記載)

Dr.’s Care キドニーケア

たんぱく質23.5%以上
水分10.0%以下
リン0.3%以上
カルシウム0.5%
エネルギー426kcal / 100g
保証分析値
たんぱく質26.1%
リン0.3%
乾物量分析値(計算)

PURINA 腎臓ケア(NF)

たんぱく質26.5%以上
水分12.0%以下
リン0.44%
カルシウム0.55%
エネルギー409kcal / 100g
保証分析値
たんぱく質30.1%
リン0.5%
乾物量分析値(計算)

結局のところ、計算結果がかなりカオスで、コレ!という結論は出ませんでした・・・。

ただ、傾向としては、腎臓病食としては、乾物量分析値で

たんぱく質は、30%以下(26%などだとなお良し)
リンは、0.5%以下

あたりが、自分にとって選ぶポイントなのかな、という気がしています。

気になる方は、ご自身で計算してみて、自分なりの目安を探していただければと思います。

おやつとして与えている市販のオヤツなどを計算してみよう!

CIAO ちゅ~る 腎臓の健康維持に配慮

たんぱく質5.0%以上
水分88.0%以下
リン0.06%
カルシウム未記載
エネルギー12kcal / 本(14g)
保証分析値
たんぱく質41.7%
リン0.5%
乾物量分析値(計算)

Aixia 健康缶 エイジングケア

たんぱく質6.8%以上
水分83.0%以下
リン0.08%
カルシウム0.01%
エネルギー39kcal / 袋(40g)
保証分析値
たんぱく質40.0%
リン0.47%
乾物量分析値(計算)

Aixia 健康缶 腎活

たんぱく質7.6%以上
水分85.0%以下
リン0.16%
カルシウム未記載
エネルギー39kcal / 袋(40g)
保証分析値
たんぱく質50.7%
リン1.06%
乾物量分析値(計算)

COMBO Present 腎臓の健康維持

たんぱく質25.0%以上
水分10.0%以下
リン0.5%
カルシウム0.6%
エネルギー11kcal / 袋(3g)
保証分析値
たんぱく質27.8%
リン0.56%
乾物量分析値(計算)

銀のスプーン 三ツ星グルメ 20歳過ぎても健やかに 腎臓の健康維持用

たんぱく質30.0%以上
水分10.0%以下
リン0.55%
カルシウム0.65%
エネルギー80kcal / 袋(20g)
保証分析値
たんぱく質33.3%
リン0.6%
乾物量分析値(計算)

結論

う~ん・・・

ここまでやっておいてアレですが、正直結論なんて出せないかも、というのが本音でした。

ですが、しいて言うなら、

COMBO Present 腎臓の健康維持
Aixia 健康缶 エイジングケア

あたりが私とスコ様にとっての選択肢かなと思っています。

ちゅ~るも本当は、腎臓に配慮したものをたべさせたいのですが、残念ながらスコ様はササミ味は全く食べてくれません。

腎臓に配慮したちゅ~るのササミ味は、スコ様だけでなく、シマシマも食べてくれません・・・。

ただ、スコ様もシマシマも、そもそもササミそのものに興味がないらしいので、余計に食べないのかもしれませんね。

とりあえず今できることは、できる限りフードオンリーで食べさせて、どうしても食べない時に、ちゅ~るや腎臓に配慮したオヤツを最小限に与えるってことくらいかな。

できることを、少しずつ。

ちりつもで、次回の検査結果、リンの値が下がってないかなぁ・・・という淡い期待を抱く下僕なのでした。

スコ様の状態と様子

体重:未測定
点滴:200ml(5:45)
排泄:いいウンチ出た!!
睡眠:今日は若干いつもより昼間の活動時間が長かった気がする
ご飯:スペシフィック 40g + k/d缶 25g + PURINA 数粒
薬:ディアバスター錠(1/4錠を1日1回)
サプリ:プロネフラ(0.7mLを1日2回)
   フォーティフローラ(1日1包)

今日もいいウンチが出たので、今日からディアバスター錠 1/4錠を1日1回にしてみることにしました。

様子を見て、またウンチが緩くなるようであれば、元に戻す予定。

とりあえず、7日分はもらってあるので、次の通院(木曜)までは大丈夫。

今日は心なしか、スコ様の起きている時間が少しだけいつもより長いような気がしました。

今日は久々に200mLしっかりと点滴を入れたので、16:00の時点(10時間後)でまだ少し吸収されずに残っているみたい。

点滴の量が100mL程度であれば、6時間くらいで、多い場合は1日かけて吸収されるらしいので、気長に待ちたいと思います。

ずっと吸収されないようであれば、輸液量が多すぎる場合もあるらしいので、良く経過を観察しておかねば。

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