もしも、に備えることの大切さを知ろう!

もし、外出先で体調を崩し、病院に緊急搬送されてそのまま入院することになってしまったら。

もし、外出中に交通事故に巻き込まれて、運悪く命を落としてしまったら。

あなたの家に、大切なネコ様がいるということを、誰かに気づいてもらう仕組みはできていますか?

目次

見つけてもらう(気づいてもらう)仕組みづくり

あなたが家に帰ることができないという状況に陥ってしまったとき、その場にいる誰かに、自宅にネコがいることを知ってもらう必要があります。

もちろん、自分に意識があり、しかるべき人に連絡を取れる状態であればよいのですが、そうでない場合には、何かしらの方法でその場にいる人に伝えなければなりません。

友人や家族、会社の同僚など、普段からお互いをよく知っている人には、あらかじめ伝えておくことができます。

しかし、自分一人の時に、不測の事態となってしまった場合にも、気づいてもらえる可能性を少しでも上げるための工夫はしておいた方がいいでしょう。

100%対応してもらえるというわけではありませんが、やらないよりは、我が子を救うことができる確率が確実に高くなります。

車にステッカーを貼る

「赤ちゃんが乗っています」「犬が乗っています」という内容のステッカーが貼ってある車はよく見かけますが、それと同様の感じで、「ねこが家にいます」ステッカーなどもあります。

シールタイプ、マグネットタイプ等、割と色々な種類のモノがありますので、用途と好みに合わせて準備しておくとよいと思います。

キーホルダーやタグを身に着ける

バッグなどに、メッセージ付きのキーホルダーやタグをつけて、常に外から見えるところに携帯するというのもおすすめです。

ファッション性の高いモノもありますので、アクセサリー感覚で付けられるものも多いです。

しかるべきところに連絡してもらうための仕組みづくり

自宅にネコがいることはわかってもらえたとしましょう。

それで、そのあとは・・・?

例えステッカーが貼ってあったとしても、キーホルダーやタグを携帯していたとしても、その先にお願いしたい内容を明確に書いていないければ、何のアクションもしてもらえない可能性があります。

家にネコがいます。「だから、〇〇に連絡をしてください」

と明確にお願い形式で書いてあってこそ、次のアクションにつながる可能性が高まります。

緊急連絡先カードをカードタグやお財布の中に入れておく

免許証サイズの緊急連絡先カードも、色々なものが販売されていますので、そういうものを利用してもいいですし、自分で作成してもいいでしょう。

大切なことは、○○してください、という明確な意思表示が記載してあり、かつ目につきやすいところに常に携帯しておくということです。

実際にネコ様のお世話をお願いできるサービスと契約しておく

前項目で、「しかるべきところに連絡」すると書きましたが、ここは一番きちんと考えておかなければならないところになります。

ここで言う、「しかるべきところ」とは、あなたのネコ様を責任をもって面倒を見てくれる人(サービス)の事です。

事前の相談もなく、家族や友人に連絡が行くようにしたところで、相手があなたのネコ様を突然お世話することになったとて、引き受けてくれるかどうかはわかりません。

もちろん、事前にしっかりと交渉し、自分に何かあったときには、ネコのお世話をお願いできる、ということであれば問題ありませんが、正直なところ、軽い口約束程度ではいざという時に断られるケースもありますので、できるだけ第三者に対価を払ってやってもらう方が、安心だと思います。

例えば、

  • 短期の入院であれば、日ごろから利用しているペットシッターのサービスを契約する
  • 長期~今後一生面倒を見られない(障害や死亡等)ため、終身預け入れ可能な施設と契約する
  • 緊急時の身元引受サービスを契約する

等の方法があります。

ネコ様情報をまとめておく

幸いに、あなたの家に大切な命があるということを知り、誰かが連絡してくれて、その後のお世話を任された人(サービス)が、その子のことを知っているのと知らないのとでは、お世話方法やお世話内容が大きく変わってきます。

大切なわが子が、少しでもこれまでと変わらない生活を送れるように、これまでのネコ様情報をしっかりと残して引き継ぎましょう。

  • 名前
  • 既往歴
  • いつも食べているフードの種類や量
  • 健康状態
  • 好きなこと、好きなモノ
  • 性格
  • かかりつけ獣医さん
  • ・・・

などの情報を、お世話をしてくれる方に伝える準備はできていますか?

大切なことは、ネコ様の命を守ること

色々とご紹介してきましたが、これらはあくまでも一例です。

人それぞれなので、どのような方法を取るかは、飼い主様の環境や状況、考え方次第です。

ただ、1つ言えることは、いずれの方法を取るにせよ、一番大切なことは、我が子の命が助かる確率が少しでも高くなるような方法を選び、決定し、実行に移すことです。

将来起こり得る可能性のある、潜在的な問題を洗い出し、先んじてそれを解決するには、かなりの時間がかかります。

しかし、それをやってのけてこそ、未来への安心とネコ様との素晴らしい生活が待っているのです。

やってみたいけど、ひとりでやるのは自信がない。

そんな方のために、ネコと終活では、人生(猫生)設計を飼い主様と一緒に作り上げる「終活ポートフォリオ」というサービスを提供しています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次