ネコ様をお迎えしたら、まずやっていただきたいこと
それは、ネコ様を最期まで幸せにするための準備と覚悟です。
今回は、その準備と覚悟を簡単にチェックできるチェック項目を7つ作成しました。
自信を持ってYes!と答えられない項目があったら、ネコ様との未来の計画の中に入れてください。
人生(猫生)設計をしてみてください。
Check 1:もし、あなたが突然事故で亡くなったら、ネコ様を生涯お世話をしてくれる人がいる
ネコ様を飼うためには、お金も、時間も、愛情も必要です。
あなたの代わりに、あなたと同じ熱量で、ネコ様を愛し、育て、最期の最期までお世話をしてくれる人はいますか?
一時預かりではなく、終生飼育してもらうために、それなりに養育費も準備しておかなければなりません。
信託契約を交わすなどして、監督人を立てたり、養育費が確実にネコ様に渡るように手配しておきましょう。
Check 2:もし、あなたが病気で入院することになったら、その間ネコ様のお世話をしてくれる人がいる
まずは、あなたが外出先で、そのまま緊急入院することになったということを、ネコ様のお世話をしてくれる人に伝えなければなりません。
家族でなければ、自動で連絡が行くことはありませんから、緊急連絡先として、お世話をしてくれる人の電話番号を書いておくとか、自分に何かあったときにはその人に連絡が行くような仕組み作りをしておく必要があります。
例えば、一時的なお世話であれば、ペットシッターさんにお願いすることも可能ですが、その場合、家の鍵の受け渡し方法なども、あらかじめ決めておかなければいけません。
ペットホテルに一時的に預けるのであれば、自宅からホテルまでネコ様運ぶための手段も確保しておきましょう。
Check 3:もし、あなたが痴呆になって、施設に入ることになったときのために、ペット同伴可の施設の目処を付けている
自分が歳をとってから、ネコ様をお迎えする場合は、自分がネコ様よりも先に逝く、あるいは肉体的にネコ様をお世話することができなくなる可能性はゼロではないことを、必ず考慮しておく必要があります。
自分に何かあったときには施設に入ると決めている場合は、その施設がペット可なのかどうかを事前に確認しておきましょう。
どうしても施設に一緒に入居することができない場合は、自分の代わりに、終生ネコ様のお世話をしてくれる人を探しておくべきでしょう。
いずれにしても、あなたが機能不全に陥ったからと言って、ネコ様を路頭に迷わせるようなことがあってはなりません。
Check 4:もし、ネコ様が不治の病であると診断されたら、あなたはネコ様の望むように残りの猫生を全うさせてあげられる
あなたも飼い主として非常に辛いと思います。
ですが、病気と闘うネコ様はもっとつらいのです。
飼い主目線での介護ではなく、ネコ様目線で、ネコ様のQOLを保った状態で、お世話をする覚悟はできていますか?
Check 5:もし、ネコ様が年老いて痴呆になったら、症状に合った対策をしてあげられる
犬様ほど多くはないとは言え、ネコ様も平均寿命が延び、それに伴って、痴呆になる子がいます。
痴呆に限らず、その病気そのものについて、ある程度知識がなければ、ネコ様に対して、適切な対応をしてあげることができません。
まずは、その病気について知る。
その上で、そうネコ様に向き合うのか、という覚悟はネコ様が元気なうちに考えておいた方がいいでしょう。
Check 6:もし、ネコ様が突然亡くなってしまったら、やるべきことが明確になっている
亡くなり方にもよるとは思いますが、自宅で看取る場合などは、エンゼルケアを自ら行うのかどうか、信頼のおける葬儀社の目処をつけ、火葬後の骨をどうするか、という点についても、あらかめ考えておかなければなりません。
ネコ様が亡くなってから、火葬までは、それほど時間に猶予があるわけではありません。
悲しみの中、業者選定や調べながらのエンゼルケア等は、想像を絶する辛さです。
ネコ様が元気なうちにしっかりと考えておきましょう。
Check 7:ネコ様が最後まで困らずに生きていけるだけの資金が準備できている
ネコ様を飼うということは、非情にお金がかかります。
若いときはそうでもないかもしれませんが、ネコ様が歳を取るにつれて、医療費がかさんできます。
また、自分が年老いたときについても、お金があれば、ある程度のことは解決できます。
今のうちからしっかりと資産形成しておきましょう。
まとめ
今回のチェックリストのうち、皆さんは何件Yes!と自信を持って言える項目があるでしょうか?
1点でも、No があった場合は、できるだけ早い段階で、その項目がYesになるように、調整していきましょう。
本来は、ネコ様をお迎えする前に考えておいてほしい内容になります。
しかし、現実問題として、ネコ様が若いうちに終活について考えることは(気持ち的に)非常に難しいと思います。
やっておきたいけど、やり方がわからない、という場合もあるかと思います。
そんな方のために、ネコと終活では、人生(猫生)設計を飼い主様と一緒に作り上げる「終活ポートフォリオ」というサービスを提供しています。