2022年5月27日(金)
ここのところずっと夜中に何度もスコ様に起こされて、寝不足気味の下僕であります。
でも、在宅勤務なので、お昼休みにベッドで仮眠をとれるところが本当にありがたい。
在宅勤務を許可してくれる会社と、理解ある上司には、感謝しかありません。
(結果を出すことで、感謝の気持ちを伝える所存)
おひとりさまがネコを飼うということ
今回、スコ様がいよいよ腎臓病のステージ4(末期)に近づいてきた(現時点では、まだ中等度のステージ3)ということで、看取りも視野に入れた対応をしていこうと決めました。
だから、このシリーズではスコ様の腎臓病と向き合っている記録をたくさん残していきたいと思っています。
そして、願わくは、私とスコ様のこの経験が、同じようにネコ様の腎臓病と向き合っている誰かの参考になれば、とてもうれいです。
今回の記事は、これからネコを飼おうかな、と思っているおひとりさまに、是非とも知っておいてもらいたいことを書いていきます。
特に初めてネコを飼う人などは、そこまでの覚悟を持っている人は、きっと少ないのではないだろうかと思うから。
覚悟の有無というよりは、初めての場合は経験値が少なくて、そこまで考えが至らないといった方がいいかもしれません。
イキモノを飼う、という覚悟を持ってネコ様を飼ってほしいと心から思います。
何故なら、「ひとりで」ネコの介護をすることは、ものすごく大変だから。
もちろん、人それぞれですから、できる範囲の中でできることをすればいいとは思うのですが、「ひとりで」ネコの介護をするということは、精神的にも肉体的にも金銭的にも、かなりキツイことなのです。
家族や、いざというときに頼れる人がいる人は、たぶん大丈夫。
ここでの「おひとりさま」は、いざというときに頼れる人がいない人のことを想定しています。
- 家族は遠方に住んでいる
- いざというときにネコをお願いできる人がいない
- 基本的にはすべて自分でやらねばらならない
という、私のような人のことです。
かくいう私は、スコ様とシマシマを前の飼い主から譲り受けたときは、正直ネコたちの終末期についてちゃんと考えていませんでした。
全く考えていなかったというわけではなく、もちろんある程度は考えていたのだが、いざというときに対処できるほど考え切れてはいなかった、と言った方が正しいかもしれません。
当時は、何か動物を飼いたいなと思っていて、たまたま知人が飼えなくなったネコ様が2匹いるということと、自分がちょうど引っ越しをしようと思っていたタイミングが重なって、お迎えすることとなりました。
そして、それから5年余り。
ネコ様たちは、大病をするわけでもなく、とても飼い主孝行でした。
年1回の猫ドックでも標準値をたたき出し、目立って困ったこともなく、まあ、言ってみれば、歳の割には2匹とも健康優良児だったわけなのです。
だから、全然ひとりでも大丈夫でした。
それが今年に入ってから立て続けにシマシマとスコ様が入院し、シマシマは寛解したものの、スコ様は急性腎不全から、慢性腎臓病へと進化を遂げてしまったのです。
そして今、スコ様の介護を通して、その大変さを、ひしひしと感じているところなのであります。
以下に、ひとりでネコの介護をするために必要なポイントをまとめます。
- 突発的な有休がとりやすいか
- 在宅勤務が可能か
- 何かあったときにすぐに対処できるように日ごろから会社での信頼関係を作っているか
- ある程度お金に余裕があるか
- かかりつけの動物病院は自宅から近いか
これらがすべてクリアできていないと、ネコ様が「いざ」というときに対処できない可能性がでてきます。
私においては、ネコ様たちを受け入れた当初は、ここまで条件がそろっていませんでした。
スコ様とシマシマが体調を崩したのが、もし今よりも2年以上前だったら、正直今と同じ対応をしてあげられたかどうかわかりません・・・。
今は、
- ほぼほぼフルリモートが可能な仕事なので、出社するのは月に1~2回で十分。(出社しない月もあります)
- コロナという追い風(?)もあり、会社が在宅勤務を推奨している。
- 今の部署に配属されてから、モーレツに働いてきたので、結構今は融通の利くポジションにある。
- 有休があり余っている(かつ、有休がとりやすい)
- お金にも困ってない
- かかりつけ動物病院は車で10分の距離
- 上司がネコ好きでとてつもなく理解がある
というわけで、今現在は存分にスコ様の介護ができるというありがたい環境に。
運がよかったのもあるし、私自身、これまでしっかり働いてきて、十分に上司との信頼関係を築いてきたのも大きい。
今は必要なくてもいずれ必要となる覚悟もしっかりと決めておいた方がいいと思います。
- ネコ様はいつ調子を崩すかわからない
- 調子が悪いときは、即受診
- 排便・排尿が上手くいかないときは都度手伝う必要がある
- 餌を食べないなら食べるような工夫をする必要がある
- 薬は定期的に飲ませなければならない
- 介護は24/365で休む暇はない
- 自分が体調を崩してもネコは病院に連れて行かねばならない
ひとりでネコ様の最後を看取ろうと思ったら、生半可な覚悟では務まりません。
お迎えした時は、ネコ様は元気に違いないので、介護や死について考えることがほとんどないと思います。
でも、例えそうであったとしても、報連相で周りの人たちとの信頼関係を築き、いざというときの周りの理解とヘルプがもらえる状態にしておく。
こういった事前の準備が、最後までネコ様と向き合うことを可能にしてくれるのです。
厳しいようですが、これらができないなら、ネコ様を飼うのはあきらめたほうがいいと思います。
たださみしいから、という理由だと、ネコ様が介護状態になったときに、最後まで面倒を見切れるかどうかと言われると、正直難しいと思います。
あとは、余剰資金がない人は、そもそもペットを飼うこと自体を躊躇したほうがいい。
イキモノを飼うということは、大きな責任を伴います。
自分で決めてやるからには、最後まできっちりと。
今は、このスタンスがすっかり身に沁みついている下僕なのでした。
覚悟はある。でも、その時になったらどうすればいいか分からないかもしれないから不安・・・。
そんな方のために、ネコと終活では、人生(猫生)設計を飼い主様と一緒に作り上げる「終活ポートフォリオ」というサービスを提供しています。
スコ様の状態と様子
体重:2.90kg
点滴:200ml(7:15)
排泄:今日もウンチしてない!驚き
睡眠:ご飯を食べている時間以外はすべて寝ている
ご飯:ウェットフードを少しだけ(30gくらい)
サプリ:プロネフラ(0.7mLを1日2回)
フォーティフローラ(1日1包)
25日の18:30を境に、スコ様のウンチが全く出ていません・・・。
丸2日出ていないことになります。
下痢が治った!と思ったら、今度は便秘・・・?
とは言え、そもそもご飯を食べる量が少ないのと、今食べているウェットフードは裏ごしして液状にして与えているので、便にならないのかな・・・。
(カリカリは、全く食べないので、主食として与えてない)
明日の午後になってもウンチが出ないようなら、ちょっと病院に相談してみよう。